独自の言葉選びと、のびやかなメロディで世代を超えて支持され続けるシンガーソングライター・あいみょんさん。
飾らない等身大の人物像は多くのメディアで語られていますが、その魅力の源には、あまり報じられない生い立ちや創作スタイルの“裏側”がありました。
本記事では、あいみょんさんのプロフィールを軸に、人気の理由とアーティストとしての核心を深掘りしていきます。
あいみょんのプロフィール完全版！
995年3月6日、兵庫県西宮市に生まれたシンガーソングライター、あいみょんさん。
幼少期から音楽に囲まれ、2016年11月にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビューを果たしています。
本記事では、あいみょんさんの“表に出ない”裏側のエピソードを中心に、彼女がなぜこれほどまでに支持を集めるのか、その人物像・魅力・人気の理由を掘り下げてご紹介します。
あいみょんさんは、家庭内での「大家族」という特殊な環境、音楽好きの父親から受けた刺激、そして“瞬間”を捉える直感力を武器に、言葉選びとメロディで多くの人の心に届く楽曲を生み出しています。
そして、その裏には「予定調和を嫌う」「自分の作りたい世界を何より優先する」というポリシーが貫かれており、これこそが彼女の人気の根幹です。
大家族で育ったというバックボーン
いみょん自身が「甥っ子とかも一緒に住んでたんで、それも入れると9人ぐらいでずっと生活してました」と語るように、幼少期から大家族で暮らしていたことが明らかになっています。
この環境下で、例えば「ポテチなんて普通のサイズのだと一袋3秒くらいでなくなりますよ。そうするとみんな性格悪くなって、お菓子とか隠し出すんですよ（笑）」という具体的なエピソードを語るあたり、彼女の日常には“人との駆け引き”“隠れた競争”があったことが感じられます。
このような「混ざりあった人間関係」の中で育った経験が、歌詞や曲の中に「リアルな感情」「生きてる感じ」を宿らせているのでしょう。
本人も「大家族ならではの生活をしていたので、曲作りにめっちゃ影響あるんだろうなと思ったりしますね」と述べています。
つまり、他のアーティストとは異なる“日常の密度”が、彼女の感情表現を豊かにしているのです。
父親の音響関係の仕事と、言葉遊びへのこだわり
あいみょんさんは、音楽好きな父親の影響を強く受けており、幼少期からさまざまな音や歌に触れていました。
さらに、自身のインタビューでは「言葉遊びを楽しみつつ、ご自身の想いと言葉の繋がりをすごく大事にしている」と明かしています。
例えば、「青春のエキサイトメント」「瞬間的シックスセンス」といったアルバムタイトルは辞書にはない組み合わせですが、彼女はそうした“言葉で遊ぶ”ことを意図的に楽しんでいるようです。
このこだわりが、歌詞の中に他にはない“独特な切り口”や“言葉のチカラ”を宿らせ、ファンの心を捉えている要因となっています。
人気の理由と魅力を解説！
ここからは、あいみょさんの人気の理由と魅力を掘り下げてみましょう。
タイミングを逃さず“直感”で動く姿勢
2019年のインタビューでは、あいみょんさんは「第六感というのは、みんなに備わってるはずなんですよ。だからいかにその瞬間的な第六感を拾い上げるかが重要で。」と語っています。
「なにか思い立ったことがあれば行動する。でもそれって、10代の頃にはできひんかったことで。」とも述べており、若いながらも“迷わず動く”という姿勢を意識してきたことが伺えます。
この姿勢は、彼女が“予定された芸術軸”ではなく“瞬間に生まれた感覚”を大切にするアーティストであることを示しており、その誰とも違う切り口が魅力の一つです。
デビュー前の“選ばれざる”経緯とその覚悟
彼女がタワーレコード限定シングル「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」をリリースした際のコメントには、高校時代の“勝手に応募されたオーディション”エピソードが掲載されています。
例えば「高校の同級生の子が一緒にやろうよみたいな感じで勝手に応募したんですけど、私だけ学校の授業中に電話がかかってきて、4次審査くらいまでいっちゃって。やばいと思って早く落ちろ!!と思ってました（笑）。」というものです。
この“軽い感じで始まった流れ”を経て、それでも自らギターを手に取り、曲作りに打ち込む姿勢を貫いてきたことが、彼女の「誰かに作られたスター」ではなく「自分で世界を切り拓いた”存在感”」を際立たせています。
“表と裏のギャップ”
多くのメディアは彼女のヒット曲や大舞台出演（例えば米津玄師らと並ぶ若手代表格としての“2019年 1番聴かれたアーティスト”）などを紹介します。
その裏では「ギターを弾くと家族にうるさがられる」「録音中に『ごはんやで〜』と声をかけられる」など、割と日常的で“芸術的には美しくない”環境で音楽を作っていたというエピソードがあります。
こういった“美化されていない”背景こそが、彼女の歌詞に刻まれている“生きてる感”“リアルな感情”を説得力あるものにしており、ファンやリスナーが「この人、自分に近い」と感じる隙間を作る重要な要素です。
あいみょん：いや、そんなこともなくて。やっぱりギター弾いたりしてると、うるさいなあとかはありましたし、曲作って録音してる時に「ごはんやで〜」みたいな（笑）。そういうことはしょっちゅうありました。だから音楽を集中してやれる空間はとくになかったです。
引用元：RealSound
まとめ
あいみょんさんは、決して「華やかな芸能界デビューの王道」ではありません。
むしろ、大家族で育ち、父親からの音響的影響を受け、ギターを手に取ったものの普通の生活の中で音楽を続けてきた、そんな“隙間”が彼女の魅力の根源なのです。
その中で培われた「言葉へのこだわり」「直感で動く力」「リアルな日常の感情」が、彼女の楽曲に滲み出し、“誰かの気持ち”を代弁する存在として確立されているのです。
これからも、あいみょんというアーティストがどのような瞬間を切り取り、私たちに届けてくれるのか。ぜひ彼女の新しい一手にも注目してみてください。
お付き合いいただきありがとうございました。
コメント