お笑いコンビ「囲碁将棋」のツッコミ担当として知られる文田大介さんは、芸人らしからぬ異色の経歴を持っています。
この記事では、文田さんの学生時代から芸人としての現在に至るまでの経歴をSNSやファンのレビューを元に掘り下げ、その魅力に迫ります。
囲碁将棋・文田大介の経歴に驚き!

テレビやライブで独自の世界観を展開し、着実にファンを増やしているお笑いコンビ「囲碁将棋」。
そのツッコミを担当し、ネタ作りも一手に引き受けているのが文田大介(ふみた だいすけ)さんです。
シュッとした見た目と冷静な語り口、そして緻密に計算された漫才。
一見して「この人、ちょっと普通の芸人とは違う」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は文田さん、学生時代は囲碁部に所属し、しかも主将として全国大会に出場したほどの実力者なのです。
まさにインテリ芸人の名にふさわしい経歴の持ち主なのです。
その後、NSC(吉本総合芸能学院)に入学し、相方・根建さんとともに「囲碁将棋」を結成します。
現在はコンビ歴20年以上のベテラン芸人として、ネタ職人としても評価されています。
なぜ囲碁の世界からお笑いの舞台へ?その転身の背景には、文田さんならではの論理的思考力と観察眼、そして人を笑わせることへの深い情熱がありました。
文田大介さんは、囲碁部の主将という異色の学生時代を経て、お笑い界に飛び込んだ頭脳派芸人です。
経験と知性を活かし、コンビ「囲碁将棋」のネタ作りのほとんどを担い、独特の世界観と構成力で高い評価を得ています。
また、キングオブコントやTHE SECONDといった賞レースでも実力を発揮しており、今やネタ作りの鬼才と称される存在です。
それでは、文田さんの驚きの経歴を簡単にご紹介しましょう!
高校時代は囲碁部主将で全国大会出場!
文田さんは、神奈川県立氷取沢高校の囲碁部で主将を務めていたという、芸人としては非常に珍しい経歴の持ち主です。
しかも囲碁の実力は本物で、高校生全国大会に出場した経験もあるとのことです。
このような囲碁の全国レベルの実力者が芸人に転身したという点が、まさに驚きのポイントです。
NSC入学からコンビ「囲碁将棋」結成へ
高校卒業後は、2001年に吉本の芸人養成所「NSC東京校」に7期生として入学します。
同期にはライスやしずる、はんにゃなど後の実力派芸人たちもいます。
そこで出会ったのが、相方の根建太一さんです。
ほどなくして「囲碁将棋」を結成しました。
芸名の由来も、落ち着いた雰囲気や知的な印象から付けられたとされています。
ネタ作りはすべて文田さんが担当
囲碁将棋のネタは、文田さんがすべて担当しており、その構成力の高さやワードセンスは業界内でも評価が高いです。
会話のズレや日常の違和感を巧みに笑いに変えるスタイルは、文田さんの観察力と論理的思考によるものです。
2023年「THE SECOND」で準優勝!
結成20年以上のキャリアを持つ囲碁将棋は、2023年の賞レース「THE SECOND」で準優勝を果たし再注目されています。
実力はあるけどテレビにはあまり出ていない芸人として、コアなファンに支持されていた囲碁将棋ですが、この準優勝をきっかけに再ブレイクの兆しを見せています。
囲碁部主将からネタ作りの鬼才へ!

囲碁将棋の文田さんは、どの様な路を歩いて鬼才と言われるようになったのでしょうか?
囲碁で鍛えた思考力が、漫才の構成力で光る!
文田さんの原点は、高校時代の囲碁部です。
主将としてチームを全国大会に導いた実績を持つほどの腕前でした。
囲碁という競技は、相手の手を読みながら先を見通して布石を打つ知的なゲームです。
その経験が、現在の緻密なネタ作りの礎になっているのです。
囲碁では、序盤・中盤・終盤と局面ごとの構成を重視します。
それはまさに、漫才における起・承・転・結の流れと同じです。
ネタ作りにおいても、論理的な展開やオチのタイミング、伏線の回収などを緻密に構成できるのは、囲碁で培った論理的思考力によるものだと考えられます。
囲碁の「静」とお笑いの「動」対極のようで共通する戦略
囲碁とお笑いは、一見まったく異なる世界のように見えます。
しかし、どちらにも「相手を観察する」「流れを読む」「タイミングを測る」といった共通点があります。
文田さんは舞台上で相方の根建さんと呼吸を合わせながら、観客の反応を見極め、言葉の間やテンポを自在に操るスタイルを確立しています。
特に注目されるのが、「ちょっとした勘違いが連鎖していくネタ」や、「言い間違いを論理的にねじまげていくネタ」です。
これらは、場面ごとの伏線や言葉の選び方に計算が光る、文田さんならではの職人芸といえるでしょう。
THE SECONDでの準優勝がスポットを当てた
2023年、「囲碁将棋」は結成20年以上の芸人が参加する賞レース「THE SECOND」に出場し、見事準優勝を果たしました。
この大会では、短時間で笑いを取るのではなく、じっくりと構成された漫才を見せるスタイルが求められました。
その点において、文田さんのネタ作りは他の芸人と一線を画しており、多くの視聴者から称賛を集めました。
「囲碁将棋20th anniversary ZEKKEI MANZAI TOUR」と題した全国ツアー中の囲碁将棋。ネタ作りについて、文田が土台を作って2人で話し合いながら作るスタイルは変わらずだが、「前よりもっと緩くなってる。前までのネタがプリンだとしたら、今は液体化してます」と「M-1グランプリ」への出場資格がなくなってからより自由になっていると明かす。
引用元:お笑いナタリー
まとめ
囲碁部の主将として全国大会に出場した文田大介さんが、なぜお笑い芸人としてこれほどまでに注目される存在となったのか?
その理由は、囲碁で鍛えた論理的思考と戦略的構成力を、ネタ作りに見事に応用しているからです。
高校時代に培った「読む力」や「構成力」は、コンビ「囲碁将棋」の漫才やコントにそのまま生かされています。
ネタ作りを一手に担い、言葉の職人として高く評価されるようになった文田さん。
今や「静かに火を灯すように笑いを組み上げる芸人」として、唯一無二の存在です。
2023年には「THE SECOND」で準優勝を果たし、ベテラン芸人としての実力を証明しました。
これからますます注目されることは間違いありません。
囲碁とお笑いは、一見対極のようで、実はつながっていた知のルートでした。
文田大介さんの今後の活躍にも、引き続き目が離せません。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
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