元AKB48のメンバーでタレントとしても活躍している大家志津香さんが、かつて7年もの間、毎日氷を大量にかじり続けていたことを告白し、話題となりました。
本記事では、大家志津香さんの体験をもとに、氷食症の原因や症状、そして治療法について詳しく解説していきます。
大家志津香が経験した氷食症とは?
元AKB48のメンバーであり、現在はタレントとして活動する大家志津香さんが、テレビ番組で衝撃の過去を明かしました。
なんと彼女は、7年間にわたって毎日のように氷を大量にかじる生活を続けていたといいます。
特に夏場だけでなく冬でも氷を手放せず、「氷が食べたくて仕方ない」「やめたくてもやめられない」と感じていたそうです。
この異常な行動に対し、当初は本人も「クセなのかも?」と軽く考えていたと語っています。
しかし、体調不良で病院を受診したところ、医師から「血が薄すぎる」と告げられ、初めて自分の体に異変が起きていることを自覚しました。
診断された病名は「氷食症(ひょうしょくしょう)」でした。
あまり聞き慣れない名前ですが、実はこの症状、氷を食べたくなるという欲求の裏に深刻な栄養障害が潜んでいることがあるのです。
氷食症は、ただのクセや嗜好ではなく、体内の鉄分不足によって引き起こされる症状であるケースが多くあります。
大家志津香さんも医師の診察を受けたことで、「血が薄すぎる」と指摘され、鉄欠乏性貧血が原因の氷食症と診断されました。
この症状は、鉄分の補給と食生活の見直しによって改善できるとされています。
氷を食べ続ける原因と病状や治療法を解説!

氷を無性に食べたくなる、それは決して「ただのクセ」ではありません。
実はこの症状、「氷食症(ひょうしょくしょう)」と呼ばれる、異食症の一種です。
氷食症の主な原因として、もっとも多いのが鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)です。
体内の鉄分が不足すると、以下のような症状が現れやすくなります。
- 疲れやすさ・だるさ
- 顔色が悪い
- 集中力の低下
- 動悸や息切れ
- そして、氷やチョークなど食べ物ではないものを無性に口にしたくなる
この異常な食欲は、鉄分不足による脳や神経系の影響であると考えられています。
体が鉄分の不足を感知して、刺激の強い冷たい物(=氷)を求めるようになるという説があります。
氷食症の主な症状
氷を食べる以外にも要注意のサインがあります。
氷食症の代表的な症状は以下の通りです。
- 氷を一日に何度も無意識に口にする
- 氷を食べないと落ち着かない・イライラする
- 氷の食感に強い快感を覚える
- 貧血の自覚がないが慢性的な疲労を感じる
氷をガリガリと噛まずにいられない、そんな状態が続く場合は、すでに氷食症が進行している可能性があります。
また、氷だけでなく「紙」「土」「チョーク」など、通常食べない物を欲する異食行動も同時に見られることがあります。
これは「異食症(Pica)」というより広い症状の一種であり、氷食症はその一形態です。
氷食症の治療法
氷食症の治療には、まず貧血の原因となっている鉄分不足を解消することが最優先です。
以下のような方法が取られます。
① 医師による診断と治療(鉄剤処方)
- 血液検査で鉄分(血清鉄・フェリチンなど)を測定
- 鉄剤(飲み薬・注射)で鉄分を補う治療
- 数週間で氷を食べたい欲求が和らぐことも多い
②食生活の見直し
鉄を多く含む食品を積極的に摂ることで、根本的な改善が期待できます。
- レバー(豚・鶏)
- 赤身の牛肉
- あさり・牡蠣などの貝類
- ほうれん草、小松菜、大豆製品
- ビタミンCを一緒に摂ると鉄の吸収がアップ
③継続的なフォローアップ
数ヶ月単位での改善が必要なケースもあるため、継続的な血液検査や栄養指導が推奨されます。
注意点:治療を自己判断でやめないこと
氷食症は「治ったかも?」と思っても、鉄分不足が再発すれば再び氷を食べたくなる衝動が現れる可能性があります。
そのため、症状が落ち着いても医師の指導に従って、治療を継続することが大切です。
まとめ
大家志津香さんのように、長期間にわたって氷を大量に食べている方は、ただの習慣だと見逃さずに、体内の鉄不足や貧血を疑ってみることが大切です。
「氷がやめられない」「常に氷を求めてしまう」といったサインは、鉄欠乏の隠れたサインかもしれません。
心当たりのある方は、早めに医療機関を受診して、検査と適切な治療を受けることをおすすめします。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
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