羽出山将が十両昇進!志村けんデザインの化粧まわしに込めた想いとは?

2025年1月場所でついに関取となった羽出山将(はつやま・しょう)関。

この記事では、注目を集めている、羽出山関が将来的に着用を希望している志村けんさんデザインの化粧まわしについて掘り下げていきます。

目次

羽出山将が十両昇進!

2025年1月場所、日本相撲界にまたひとり注目の新関取が誕生しました。

その名は羽出山 将(はつやま・しょう)関です。


東京都東村山市出身で、恵まれた体格と正攻法の突き・押し相撲を武器に、着実に番付を上げてきた逸材です。

1999年生まれの羽出山関は、東洋大学相撲部で活躍後、2022年春場所に幕下付出(大学相撲での実績による特例)で初土俵を踏みました。

そこからわずか3年足らずで関取昇進を果たしたスピード出世力士としても知られています。

そして、昇進を語る上で外せないのが、彼の化粧まわしに込められた特別な想いです。

羽出山関は、地元・東村山の大先輩であり、日本を代表する喜劇王・志村けんさんをこよなく尊敬しています。


かつて地元の中学校に通っていた頃から、志村けんさんの存在は「東村山の誇り」だったと語っており、その想いを形にしたいと考えていたのです。

力士にとって化粧まわしは、単なる衣装ではなく、覚悟や感謝を象徴する大切な道具です。

羽出山関が志村さんをデザインに込めたいと願うその背景には、彼のルーツ、地元への愛情、そして支えてくれた人たちへの恩返しという深いストーリーが存在しています。

今、羽出山将関の相撲人生とその象徴である化粧まわしが、多くの人の注目を集めているのです。

羽出山関の十両昇進までの道のりを簡単にお伝えすると以下の通りです。

相撲ファンの間で密かに注目されていた羽出山関ですが、その実力を世に知らしめたのが、2024年9月場所の幕下全勝優勝です。

東幕下16枚目という下位からの快進撃で、7戦全勝という圧巻の成績を残しました。

この全勝優勝は、「強い」だけでなく「安定感と勝負強さ」も兼ね備えた証とされています。

さらに続く11月場所では、十両目前の西幕下筆頭で5勝2敗と好成績を収め、番付編成会議での昇進が確定しました。

着実な結果を積み重ねて関取の座をつかみ取りました。

東洋大学相撲部時代には学生横綱経験こそないものの、上位常連として鍛え抜かれ、実直な取り口で着実に結果を出してきました。

2022年には幕下付出資格でプロ入りを果たし、デビューから2年半というスピードでの関取昇進は、近年でもかなりの好成績と言えるでしょう。

そして、この昇進が注目される理由はもう一つあります。

それが、彼が長年の目標として語ってきた「志村けんさんにちなんだ化粧まわし」存在です。

志村けんデザインの化粧まわしに込めた想いとは?

羽出山将関が「関取になったら必ずつけたい」と語っていたのが、故・志村けんさんにちなんだ化粧まわしです。

この化粧まわしには、彼の力士人生と地元・東村山に対する特別な想いが込められています。

地元の象徴「志村けん」さんへの敬意

羽出山関は東京都東村山市出身、、まさに志村けんさんと同郷です。

志村さんといえば、「東村山音頭」などのギャグで東村山の名前を全国に広めた笑いの巨星です。

地元の人にとっては、誇りであり、存在そのものが「郷土の顔」でした。

羽出山関自身も、中学生の頃から「志村けんさんは東村山のヒーロー」と語っており、地元で育つなかで自然と憧れを抱いていったそうです。

その想いを相撲という舞台で形にするため、羽出山関は関取昇進の目標を掲げた当初から、「志村けんさんをあしらった化粧まわしをつけたい」と公言していたのです。

幻となった共演への想い

実は、羽出山関が志村けんさんの存在をより強く意識したのは、2020年に志村さんが新型コロナウイルスで急逝したことがきっかけでした。

志村さんが元気でいれば、関取昇進の報告を直接届けることができたかもしれません。

共演や交流のチャンスも夢ではなかったはずでした。

しかし、それは叶わぬ夢となってしまいました。

それでも、羽出山関は、もう直接会うことはできませんが土俵の上で志村さんを背負うことで、自分の中の約束を果たしたいと思っていますと言っています。

この言葉には、まさに志のバトンを受け継ぐ者としての覚悟と、亡き恩人への静かな誓いが込められています。

化粧まわしに込めたいモチーフとは?

現段階では、化粧まわしのデザインは構想中とのことですが、羽出山関の口からはすでに具体的なイメージも語られています。

それは、「バカ殿様のシルエット」「東村山音頭のポーズ」「志の文字」等ということです。

いずれも志村けんさんを象徴する要素ばかりです。

化粧まわしは関取以上の力士しか着けられない正装であり、土俵上で最も目を引く個人のシンボルです。

そこに志村けんさんの魂を宿すことは、羽出山関にとって夢であり、誇りなのです。

羽出山 「志村さんは英雄。東村山の名前を広めてくださった、地元の大スター。憧れの人。僕の相撲界での1つの夢が、志村さんの化粧まわしで土俵入り。幕内に上がることができた時、かなえられれば」。デザインは志村さんの代表的なキャラクター「バカ殿」と、代表的なギャグ「アイーン」のどちらがいいか問われると「うーん…」と本気で悩んだ末に「僕では決められない」と、ファンの域を超える“志村愛”を見せた。

引用元:日刊スポーツ

まとめ

羽出山関の化粧まわし構想は、決して話題作りのためではありません。

それは彼にとって、感謝と敬意を形にするという大切な意味を持つ行為です。

テレビの前で笑い、励まされてきたあの人に。
自分を育ててくれた町に。
そして、応援してくれるすべての人に。

その想いを胸に、羽出山将関は近い将来、志村けんさんを背負って土俵に立つ日を目指しています。

今後、志村さんを背負って土俵に立つ羽出山関の姿が見られる日が楽しみですね。

長い間お付き合いいただきありがとうございました。

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