「自民党は不人気なのに、なぜ圧勝するのか?」
その答えは支持率ではなく、投票所に現れない“多数派”の存在にあります。
嫌われても自民が勝つ理由は何?

衆院選の終盤情勢で「与党が300議席を上回る勢い」と報じられるたび、多くの有権者が違和感を覚えます。
SNSや世論調査では不満や批判の声が目立つ一方で、結果はなぜか自民党の大勝に近づいていくからです。
しかし、この現象は決して不思議ではありません。
選挙の勝敗を左右しているのは、積極的に支持する人よりも**「投票しない人たち」**なのです。
自民党が嫌われても勝ち続ける最大の理由は、反自民層の多くが投票所に行かないことにあります。
投票率が低いほど、組織票と固定支持層を持つ政党が有利になり、その構造が300議席規模の議席数を生み出しているのです。
300議席生む投票しない多数派の正体を分析!

ここからは、自民党を圧倒的な勝利に導くかもしれない隠れた多数派について紐解いてみましょう。
① 投票率の低下が“勝敗”を決めている
総務省のデータによると、近年の衆院選投票率は50%台にとどまっています。
これは「有権者の約半数が投票していない」状態を意味します。
「令和3年衆議院議員総選挙の投票率は55.93%」
引用元;総務省
つまり、どれだけ不満があっても、投票しなければ議席配分には一切反映されません。
② 不満層ほど“行かない”という逆転現象
NHKの世論調査では、「支持政党なし」と答える層が常に最大規模となっています。
「支持政党なしは30%前後で推移」
引用元:NHK選挙世論調査
この層の多くは政治への不満を抱えていますが、同時に「どこにも入れたくない」「変わらないなら行かない」と考え、棄権に回る傾向が強いのが実情です。
③ 組織票は“必ず投票に来る”
一方で自民党は、業界団体や後援会など、投票行動が安定した支持基盤を持っています。
投票率が下がれば下がるほど、こうした票の重みは相対的に増します。
その結果、全体の3割程度の得票でも、選挙区では当選できるケースが続出します。
④ SNSの熱量と現実は一致しない
選挙期間中、SNSでは批判や炎上が目立ちますが、実際の投票行動に結びつく人はごく一部です。
声の大きさと投票数は比例しない。
このギャップこそが、「嫌われているのに勝つ」最大の錯覚を生んでいます。
まとめ
自民党の300議席は、熱狂的支持によって生まれたものではありません。
投票しない多数派が結果的に作り出した議席数なのです。
選挙の主役は、声を上げる人ではなく、何もしないまま結自民党が「嫌われても勝ち続ける」最大の理由は、熱狂的な支持ではなく、投票しない多数派の存在にあります。
選挙は支持率で決まるものではなく、実際に投票所へ足を運んだ人の数で決まります。
投票率が低下するほど、組織票と固定支持層を持つ政党が相対的に有利になる構造は、長年変わっていません。
SNSや世論調査で可視化される不満や怒りは、必ずしも投票行動に結びついていません。
むしろ「どこにも期待できない」「変わらないなら行かない」と感じた人ほど、静かに棄権を選び、その結果が300議席という数字として現れています。
つまり、この議席数は自民党だけが作ったものではありません。
政治に距離を置いた有権者一人ひとりの「行かない選択」が積み重なった結果でもあるのです。
選挙結果を見て驚く前に、問われるべきなのは「誰が勝ったか」ではなく、「誰が参加しなかったか」です。
300議席の本当の意味は、その沈黙の中にあります。
結果を受け入れる人たちなのかもしれません。

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