おっとりした口調と「はい〜」でおなじみのやす子さん。
元自衛官という異色の経歴を持ち、現在はテレビでも引っ張りだこの人気芸人です。
この記事では、そんなやす子さんの芸人としての魅力に迫るべく、「人気ネタ」「芸歴」「転機」という3つの視点から詳しくご紹介します。
やす子の芸人としての魅力とは?

やす子さんといえば、「はい〜!」の返答と自衛官ネタが定番。
では、なぜあのネタが視聴者の心を掴むのでしょうか?
やす子のネタは、キャラクターの明快さとギャップの面白さが視聴者に強く印象づけられる点で人気です。
やす子さんは山口県宇部市出身ですが、幼少期に家庭の事情で児童養護施設で育ち、経済的にも精神的にも厳しい環境に置かれていたといいます。
10代で高校を中退し、自立を目指して自衛隊に入隊しています。
その間も「誰かに必要とされたい」「周囲を明るくしたい」と感じていたそうです。
任期終了後に上京し、お笑いを学び始めます。
当初は周囲から「自衛官が芸人って珍しいけどウケるのか?」という疑問も投げかけられましたが、独自のキャラと実体験に基づいたネタで突破口を開きました。
また、R-1グランプリ2021の準決勝に進出した際のネタは、「女性なのにここまで“自衛官あるある”を笑いに変えるセンスがすごい」とSNSで話題になりました。
このネタが受ける理由について、バラエティ番組評論家の吉田潮氏は以下のように分析しています。
「やす子の“はい〜”は、自衛隊という“堅い世界”と“ゆるい口調”のギャップが絶妙。視聴者は思わず笑ってしまう」
— 出典:日刊ゲンダイ(2023年2月5日)
人気ネタ・芸歴・転機を深掘り!

この記事では、そんなやす子さんの芸人としての魅力に迫るべく、「人気ネタ」「芸歴」「転機」という3つの視点から詳しくご紹介します。
人気ネタ
やす子さんといえば、「はい〜!」の返答と自衛官ネタが定番。では、なぜあのネタが視聴者の心を掴むのでしょうか?
やす子さんは元自衛官の経験を活かし、迷彩服を着用したまま舞台に登場し、「はい〜!」「訓練されてますので!」といった口癖を交えながら“ゆるい敬礼”を披露するのが特徴です。
「芸歴2年でおもしろ荘優勝、しかも“自衛官ネタ”という個性一本勝負。希少なキャラ性とネタ力の勝利だった」
— 出典:ORICONNEWS
芸歴
テレビで見かけるようになったのは比較的最近という印象のやす子さん。
実際にはいつから芸人活動をしているのでしょうか?
やす子の芸歴は2019年からと比較的浅く、それにもかかわらずわずか数年で全国区へとブレイクを果たしています。
やす子さんはワタナベコメディスクール26期生(2019年入学)として芸人の道をスタートしました。
芸名の「やす子」は本名の「安井かのん」に由来しています。
自衛隊除隊後、コンビ活動を経てピン芸人に転向。
最初はネタ見せでも苦戦が続きましたが、2021年の『R-1グランプリ』準決勝進出で注目され、同年『ぐるナイ おもしろ荘』で優勝し、一気にブレイクを果たしました。
2021年以降は『しゃべくり007』『世界仰天ニュース』『アメトーーク!』など主要バラエティ番組にも出演。
2023年にはNHK『LIFE!』にも起用され、コントの実力も評価され始めています。
さらに同年、ドラマ『拾われた男』(NHK)にも出演。
芸人から役者へのステップも踏み始めており、芸歴の成長スピードは異例です。
「わずか芸歴2年でここまでテレビに出る芸人は珍しい。彼女のキャラクターとネタの構成力は非凡」
— 出典:ORICONNEWS
転機
元自衛官という安定した職を辞めてまで、なぜやす子さんは芸人を目指したのでしょうか?
その決断にはある“転機”がありました。
やす子が芸人を目指したきっかけは、「人を笑わせたい」という純粋な想いと、過去の苦労からの解放願望にありました。
芸人としての転機は「おもしろ荘」優勝です。
やす子さんは幼少期に家庭の事情で養護施設に預けられるなど、困難な時期を過ごしていました。
その後、自衛官として勤務していた際に、同僚を笑わせたことが自信につながり、お笑いを志すようになったと語っています。
「お笑いの仕事は、すごく自分に向いていると思っています。自分は幼い頃から失敗が多い人生だったのですが、その失敗を話すだけで、『すごいね』と驚かれたり、笑いにできたりします。日常の喜怒哀楽を全部仕事にできる仕事ってあまりないと思うし。外の世界だと怒られちゃうことを笑ってもらえるのはうれしいです」
引用元:FRAU
まとめ
やす子さんの芸人としての魅力は、「元自衛官」という異色の経歴と、「はい〜」の癒し系キャラクターというギャップにあります。
芸歴は浅いながらも、自身の経験を活かしたネタで共感を呼び、急速に人気を獲得しました。
過去の苦労を乗り越えた人柄やまっすぐな姿勢も、視聴者に好感を持たれる大きな理由といえるでしょう。
今後もますます幅広いご活躍を楽しみにしたいですね。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
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