松任谷由実さんが、初めてAI技術を取り入れた40枚目アルバム『Wormhole/Yumi AraI』をリリースしました。
過去の荒井由実さんの声と現在の自分が共演する新たな試みは、懐かしさと革新が交わる作品です。
松任谷由実がAIと共演!
71歳のシンガーソングライター、松任谷由実さんが、待望のオリジナルアルバムを発表しました。
今回は“Yumi AraI”という名義で、AIを使い自身の過去と現在をつなぐ挑戦を試みています。
過去の自分との共演が生み出す新しい表現は、リスナーに時空を超えた体験を届けます。
アルバムでは、AIを使って荒井由実時代の歌声を再現し、現在の松任谷由実さんと融合させる試みです。
それは、まるで第3のユーミンが存在するかのような世界を作り上げています。
由実さんも「これが今の私の最高傑作」と語っており、原点回帰と未来志向が見事に融合した作品となっています。
40枚目アルバムで過去と未来を融合!
具体的はどの様なアルバムになっているのか深堀してみましょう。
AIを使った“別次元ユーミン”の生成
荒井由実時代のボーカルトラックをAIに学習させることで、過去の声を再現しています。
現在の声と組み合わせ、過去と現在が共鳴する仕組みです。
アルバムタイトルの意味
ORICONニュースによると『Wormhole(ワームホール)』は、異なる時空をつなぐ“トンネル”という意味だそうです。
過去と現在、新しい自己を表現した象徴的なタイトルにという事のようです。
AIは単なる実験ではなく共生のツール
由実さんは「創造の本質は人間にある」と語り、AIは創造力を補う道具として位置づけています。
制作裏話
今回のAI導入のきっかけは、夫でプロデューサーの松任谷正隆さんが、昔の荒井由実時代の録音テープを偶然発見したことです。
そのテープには未発表のボーカルトラックや、当時の歌声の微妙なニュアンスが残されていました。
正隆さんは「ここには荒井由実の声がまだ生きている」と感じ、AIを使って当時の声を現代の由実さんと融合できないかと提案しました。
初めはAIによる再現もうまくいかず、声の自然な抑揚や感情表現が不十分で、納得のいく仕上がりにはなりませんでした。
しかし、ここ数年で音声合成技術が飛躍的に進化したことで、過去の歌声の細かいニュアンスや息遣いまで忠実に再現できるようになったのです。
由実さんは「AIによって、過去の自分と会話しているような感覚になった」と語り、制作過程そのものが過去への旅になったことを明かしています。
さらに制作チームは、単に声を再現するだけでなく、過去と現在の声が自然に重なるよう微調整を何度も行いました。
録音スタジオでは、由実さん自身が歌いながらAI生成の声と重ね、曲ごとに微妙なニュアンスを整える作業が繰り返されました。
このプロセスは、AI技術と人間の表現力が共に創造する“共演”の形だったと言えます。
松任谷正隆氏「この3、4年のAIの進歩が異常すぎるぐらい異常」楽曲制作で「そこには荒井由実があった」
引用元:スポニチSpanichi Annex
歌声トレーニングの再構築
AIとの共演に備え、由実さんは荒井由実時代の歌唱法に近づけるボイストレーニングを重ねました。
AI生成の声と本人の声が自然に重なり、豊かな表現力を生む鍵になっています。
メディアでの反響とツアー
NHKの特別番組や音楽番組では、制作の舞台裏やAI導入の経緯が紹介され、ファンの間でも大きな話題になりました。
さらに、アルバム発売に合わせて全国72公演のホールツアー「THE WORMHOLE TOUR 2025‑26」も開催されます。
過去と現在、技術と人間性が融合したアルバムの世界を、ライブで体感できる貴重な機会です。
まとめ
『Wormhole/Yumi AraI』は、AIを駆使しながらも、荒井由実時代への敬意と声の記憶への探求心が詰まった作品です。
過去と未来をつなぐアルバムは、リスナーに新たな体験を届け、由実さんの円熟した表現力と革新的な挑戦を感じられる一枚となっています。
松任谷由実さんと松任谷正隆さんご夫妻の音楽の進化がますます楽しみですね。
お付き合いいただきありがとうございました。

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